快晴な日々
新年が明けてから、アッという間10日が経ちました。
2012年もあと355日。
こんな言い古されたギャグも空しくなるように、時間が経っていきます。
実家から帰ってきたのが6日。
東京は快晴な日々が続いております。
「快晴の」ではなく「快晴な」日々であります。
空はあくまで青く、隅田川の水も群青色に見えます。
西高東低の冬型の気圧配置の日本では、日本海側が雪、太平洋側がカラカラの快晴と
いうパターンが続きます。
この時期の実家方面は、一晩で状況が一変致します。
晴れてたかなと思ったのもつかの間、コンコンと雪が降り積もって、銀世界に相成ります。
銀世界という単語を使うと、まさにエレガントな風景を連想されるようですが、
空は灰色で、薄暗く、あたりがシンと静まりかえり、何か押さえつけられるような
陰鬱な世界が広がっていきます。
こんな時、決まって思い出すのがスイス・ジュネーブの世界。
今から20年くらい前、スイスのジュネーブに1週間滞在しました。
ご存じのようにレマン湖に面した観光地。
表面上は金融のセンターということになっており、その意味での(建前上の)出張を
兼ねることにはなりますが、本音を言えば、風光明媚な観光地で一息つく、って塩梅
になります。
何はなくとも晴れた空と、それをしなくてどうすんだ、
とばかりの(レマン湖に沿った)ランニングコースが整備され、
早寝・早起き、早朝のランニングを澄ましてから戸外での朝食が最高のご馳走という土地柄。
そして夕方も、他にやることもないので、再度走って、冷たいビールから始まる“飲み”の
世界を堪能するという、至って健康的な雰囲気であります。
今はどうか知りませんが、食い物は正直美味しくありません。
何かカッコばっかの油ばっかの料理のオンパレードで、味噌・醤油そして大根おろしの
ような日本的な料理は、まず期待できません。
でもなぜレマン湖を思い出すかというと、その絶対的な太陽の輝きが、
そして周辺の澄んだ空気が最高だったからに他なりません。
また気が向けば、乗客が自分ひとりになる可能性大の高原列車に乗り、
ローザンヌまでの小一時間の小旅行も堪能できるのであります。
当時のローザンヌの駅前には、たった1軒、小さな日本料理店があり、
日本語で「美味しい昼ごはんできてます」という短冊が掲げられ、
ヒラヒラとはためいていたことが忘れられません。
滞在した1週間のうち3日はその日本料理屋でランチしたことも強烈に覚えています。
東京で言えば、昼飯を食うのに箱根までいった、ってことになるでしょうか…
で、何を言いたいんだ?とおっしゃるのであれば、多少は寒くても、太陽が輝く場所は
いいという、たったそれだけのことであります。
自分の住まいする佃地区からは東京スカイツリーの雄姿も堪能でき、
大都会・東京での生活は決して楽しいことばかりではありませんが、
やはりこうした冬を過ごせる場所を離れたくないと思うのであります。
こんな夢みたいなことばかり言ってられません。
ユーロを中心に、金融市場が大荒れになっています。
また現実の世界に戻らなければなりません。
それでは、ってことで…
