東京・佃、クリスマスの風景
本ブログにアクセスを戴いている皆様、メリークリスマス!!
クリスマス休暇3連ちゃん、いかがお過ごしですか?
こちらは変わらず、酒浸りの毎日であります。
何やかやかと物入りで、クリスマスは“苦しみます”の日々であります。
天皇誕生日を交えた3連休にした結果、世の中が変にエキサイトしていると感じて
いるのは私だけでしょうか…
自分の住まいする東京・佃は、現在は近代的な高層マンションが乱立する町とは
なっていますが、昔からの下町。
そんな海外のお祭りに与(くみ)するかよ、といった“空威張り”をする町であります。
従って、銀座界隈がクリスマスモード一色になっても、敢えて何もせず、平静を装うと
いった“空威張りの江戸下町情緒”が漂っております。
そうした雰囲気の中で、自分の住まいから20秒、要は隣にある小さなワンコインバーが
突然閉店しました。
今から約半年前、豆腐屋の倉庫を使っていつの間か開店し、変な若いあんちゃん二人が
呼び込みをやってる…
薄暗い中に、変に煌びやかなネオン装飾をしていることもあって
“何だこれ!?”“あっやしいな”“ぼったくりか?”と思いつつ、
最初は通り過ぎるようにしておりました。
しかしある日、酔いに任せて、エエイッツままよとばかり入ってしまいました。
ボクシングの亀田興毅に似た坊主頭のにいちゃんと、
青森弁丸出しの素朴な感じのする20歳前の坊やがやるそのバーは、
全てが500円、つまりは1杯飲んでも500円、つまみを食べても500円。
つまるところのワンコインバーでありました。
そして流す音楽が、全て60年代から70年代のJ-ポップ。
出てくる楽曲はぜ~んぶ歌える…
何でこんな曲ばかり流すんだよ、と聞いたら、オーナーの趣味だという…
ふ~ん、そうなんだ、でもあんたら、こんな曲ほんとに知ってんのかよ…
そのうち、美味しい豆腐とドライフルーツのつまみが好きで、週2~3回通うようになり、
バーの名前が“ペルシャ猫”という名前であることも分かってきました。
ペルシャ猫?ざけんなよ!“のら猫”にすればよかったんじゃないのか、
などと笑っておりました。
最寄りの営団地下鉄・月島駅を行き来するにはどうしてもその店の前を通らなければ
ならず、気がつけば、店の前を通る度に青森クンが顔を出し、
“寄ってかないんですか?”と聞かれる毎日なってしまっておりました。
最後に行ったのは12月の初旬だったろうか。
店が超満員になってる。
“おいッ、どうしたんだよ?”と笑って聞いたら、“貸切です、ごめんなさい”と
亀田興毅似のあんちゃんが答える。
ふ~んそうなんだ、この店も有名になったもんだ…
そしてクリスマスソングが流れる頃になって、店が閉めたままになってる…
あいつら、風邪でも引いて寝込んでるんかな…
そして今回のクリスマス3連休。
店の前に小さな黒板に
「佃の皆様、お世話になりました。また必ず戻ってきます。I’LL be back someday.」
なんだよあいつら、へんなカッコつけやがって…
時期を同じくして、10年超馴染んだ、歩いて10秒の、つまりは隣のコンビニも閉店して
しまった…
パジャマでタバコ買いに行けないじゃないかよ…
かくして東京・佃は、何事もなかったように、また正月を迎えます。
