紀元2030年の日常生活

日本の夏って、こんなに暑かったっけ?というような、酷暑の日々が続いております。
何度も申し上げておりますが、東京の35度とは、街中では40度を超えます。
少々外出しただけで、Tシャツがビショビショになりまする。

こんなクソ暑い中で、31日には恒例の隅田川の花火大会。
この不景気な折、一発につきン十万円とおぼしき花火が誠に景気よく、
ドカン、ドカンと打ち上げられておりました。

“江戸の華”の大花火大会ということで、浴衣姿の若い女性も目立っておりました。
浴衣とはその名の通り寝間着あるいは、風呂上がりに着る着物ではありますが、
多少は気をつけて戴かないと、周囲の人間が暑苦しくてかないません。

まず背丈に合わせた長さにして戴き、襦袢もシッカリつけて戴かないと…
また下駄にも、そしてヘアスタイルにも、少々気をつけて下さいませ。
スキッと着た浴衣姿は日本の夏の風物詩ではありますが、周囲の者に暑苦しさを
感じさせてはどうにもなりませぬ。
銀座のおネェ様方の熟練した浴衣姿を見慣れているせいもありましょうが、
若い女性の皆々様、どうかもう少し勉強なり研究なりをして下さいませ。

ってことで、こんな猛暑の時期、周辺のギラギラした話題ばかりでは余りに暑苦しいので、
少々趣向を変え、これから20年後の2030年の日常生活を想像してみます。

以下の内容は実母との会話によく出る話題。
実母はあり得ないと、大笑い致します。
ただ現代の科学はそこまで進んでいるという話であります。

2030年には実用化すると見られる現時点における研究テーマは、大きく分けて三点。
「医学の進歩=ガン撲滅と再生治療の発達」
「ガソリン時代の終焉と電気自動車(EV)の大々的拡大」
「宇宙旅行」

自他共に認める辛党の自分がこれぞ、と思うのが「電気自動車(EV)の大々的普及」。
自宅の食卓あるいは飲み屋の席からボタンひとつで、玄関前にEVがスタンバイ。
EVに乗り込み、専用マイクで行き先を告げると、ハンドルを握ることなくスイスイと
目的地に到着する。

全地球測位システム(GPS)機能が格段に進歩する結果、渋滞や事故の心配もない。
EVが前後のEVとの距離を測り、一定間隔を保ちながら同じ速度で移動する「車間通信」が
格段に進歩するからであります。

また燃料も、道路から電磁波で送られるため、停車して燃料を補給する手間はない。
ガソリン車のような二酸化炭素の排出の心配もない。
要は「(実際は運転しないが)酔っ払い運転はOK」という具合。

家庭では自動翻訳機つきの「五感通信」仕様の大型画面で世界中の番組が、
日本語で楽しめる。
「五感通信」仕様であるからにして、立体デスプレーで品物を確認でき、
食品は香りが確認できるだけでなく、舌でなめると味も確認できる。
要は、世界中のブランド品や食品を家庭にいながら体感できる、というわけです。

「お~い、お茶」は20世紀の遺産となります。
「人工知能」の発達によって、“絶対に文句の言わない”家庭用ロボットが、
家事全般をこまめにやってくれる。
愚痴をこぼしても飽きずに相手になってくれる。

またロケット技術の発達によって、気楽に宇宙旅行が楽しめる。
パスポートも20世紀の遺産となる。「個人認証技術」も進歩して、
光彩などの生体情報から本人かどうかを正確に判断してくれるからです。

ただ問題がないかと言えば、あるにはある。「科学技術の発展に社会がついていけない」
あるいは「変わりゆく社会に、これまでの科学技術が陳腐化あるいは不必要となる」、
の双方の場合を考えねばならないからであります。

具体例を上げればキリがないのでこのへんで止めておきますが、
「現在の常識は、2030年の常識ではない」。ごくごく当たり前のことですが…
講演会などでは「どの会社の株式を買えばよいか」との質問を必ず受けます。
その答として「2030年の日常生活を考えてみましょうよ」ということにしております。

ただ、科学が急速に進歩し、世の中が驚異的に変化したとしても、
若い女性の着物や浴衣に対するスタンスは変わらないように思いますが…
言い過ぎでしょうか…