政局混乱、立ち往生するニッポン
最近のNYでは、以下のような“強烈な冗談”が流行っているという。
「日本人が鳩山首相のことを“サギ”と言ったら、アメリカ人は“チキン”という。
中国人は“カモ”だと言い、ヨーロッパ人は“アホウドリ”と言う。
本人は“ハト”だと言っているが、本当は“ガン”ではないのか」
日本が立ち往生している。
経済大国の残像にとらわれ、変身をためらい、内にこもったままである。
中国やインドの伸長、しつこいデフレ、少子高齢化に財政不安。
考えれば考えるほど深刻な問題が山積している。
世界の投資家の、現在の日本に対する最大のテーマは
「日本の財政はいつ行き詰まるのか」という点になり始めている。
「債券相場の下落で儲けようする『リスク投資』の対象国」
になってしまっているのである。
郵便貯金の預入限度額が2倍になれば、家計の金融資産が「暗黙の政府保証」に
吸い寄せられる。
そしてその集められた資金は、リスクが小さいが収益性も低い国内の公的事業に回る。
結果、日本国の借金(表面的には現在約1000兆円)が、
家計の金融資産(表面的には1500兆円だが、現実には「?」がつく)を上回る時、
それが「日本の財政が行き詰まる時」になる。
あくまで単純計算だが、年間50兆円の赤字国債を発行し続けたとして、
余裕枠は500兆円、従って正解は「10年後には日本の財政は破綻する」。
つまりは(どんな遅くとも)2020年には日本はギリシャのようになる…
日本は国内総生産(GDP)2位の座を中国に譲る。
世界のGDPに占める割合も1990年の14.3%から2008年には8.8%になった。
国際競争力は90年の第1位から17位に。
航空貨物取扱で、成田は00年の4位から8位に。
港湾インフラで、横浜は94年の10位から29位に。
全てがスパイラルに悪くなり始めている。
1億人の成熟した市場、誇れる技術、そして勤勉さ。
1980年代には世界が驚くような高度成長を遂げた日本だった。
国内にいると総体的な地位の下落に気付きにくい。
日本は世界から完全に取り残されてしまっている。おおよそだが、まずは2周遅れ。
そして世界に打って出る積極姿勢にも欠けている。
日米安全保障条約は今年が50周年。
その記念すべき年に「普天間問題」が暗礁に乗り上げている。
米国側のいらだちは明らかである。
“若葉マーク”の民主党の外交折衝は、門外漢の自分にさえ幼稚に見える。
閣内には“(時代遅れの)女学生”のような非現実的な考え方をする大臣もいたりして、
内閣そのものがチグハグで全く機能していない。
5月に最終結論を出す、と言う。
「そんなことができっこない!」ってことは、国民の大多数が感じている。
仮に日米安全保障条約が破棄されれば、日本は軍事的に全くの丸裸になってしまう。
どうすんだ?誰がニッポンを守るんだ??
結論的に言ってしまえば「世界の中の日本」は、日本では分からない。
世界と生きるための「新たな開国」、それが今の日本に求められる最大のテーマと思う。
そうした「(混乱の)クライマックス」状態の中で、新政党ラッシュ。
「国民新党」「新党日本」「たちあがれ日本」「日本創新党」「新党改革」…
よくよく整理して考えてみなければ、誰がどの党だったか思い浮かばない…
何が何だか、サッパリ解らない。
江戸末期も多分このようなグチャグチャの状況だったのだろう。
(とりあえず)開国は間近だっ!!と(笑って)我慢するしかないのかもしれない。
