草彅剛シンドローム(症候群)
金曜日(24日)、講演会の講師として京都に出向いておりました。
著名な上場企業の全国各地の代理店を招いての例年のイベント。
「そんなビッグイベントになぜ自分が?」との素朴な疑問があったものの、エエィッままよ、
とばかり出かけて参りました。
サクラの終わった京都は新緑がことの他ウツクシク、講演会場も京都でも老舗の最上級のホテルと
あって、古都・京都伝統の風景を心の底から楽しんで参りました。
講演会の後の懇親会には、祇園の舞妓さん(ホンマモン)や、芸妓さんのご登場もあり、
祇園伝統のド迫力の舞も供じられました。
「涼やかにして凛とした三味線の音は実はドラムの感覚である」と知ったのは初めての経験で、
誠に新鮮でありました。
この不景気な折、とことん豪華にして盛大、京都の夜を存分に堪能して参りました。
(蛇足ながら)余計なことを少々。
最近のNHKの連ドラ「だんだん」で取り上げられた結果、
再度注目を浴びている舞妓さんではあります。現物の舞妓さんは、見た目には“喋る人形”のノリ。
酔ってキレイには見えた(?)舞妓さんではありまするが、(完璧な)白塗りを取った後の彼女らが、
ホントにキレイかどうか、は定かではありませぬ。
ただ(「だんだん」で石田ひかりが演じた)妙齢の芸妓さんは銀座テイストではありますが、
酔った自分には、京都言葉がことのほか艶めかしく感じました。
当日来られた芸妓さん、石田ひかりに似ているようにも思いましたが、気のせいでしょうね、きっと…
前置きが長くなり過ぎましたが、さて本題。
当日の懇親会の冒頭、司会者から「酔ってSMAPの草彅剛みたいにならないようにお願いします」
との挨拶が(被虐的な)笑いを誘っておりました。
木曜日の朝、確か10時頃だったでしょうか、突然のように臨時ニュースのテロップ。
「SMAPの草彅剛、公然わいせつで逮捕」。
ハアッ!、「く・さ・な・ぎ・つ・よ・し、た・い・ほ???」
ひょっとしてあの地デジのお兄ちゃん、草彅剛か?
以降は全てのTV局上げての大騒ぎになったのはご存じの通りであります。
冷静になって考えたのが「公然(わいせつ)」と「強制(わいせつ)」の違いであります。
この二字の単語の違いは大きい。
「公然」は一人でもできるが、「強制」は相手がいる。
なぁ~んだ、と(ある程度は)安心致しました。
真夜中に泥酔して、公園で裸になって騒ぎまくり、駆けつけた警官に暴言を吐いた。
ただそれだけのこと(!?)。恥ずかしながら、自分の場合を申し上げます。
3メートルもない横断歩道で、赤信号を無視して突っ切った途端、どこから見てるんだか、
若い(あんちゃんみたいな)警官から「赤信号だろッ!」なんて、上から目線で言われると、
特に酔ってる場合、カッとすることはしょっちゅうであります。
車なんかどこにもいないだろ、何でこんな狭い道路に信号設置するんだ、高い税金を払ってるのは
オレたちだろ…なんて。
(相変わらず大人気ない言い様で申し訳ありませんです、ハイ)
今回の場合、場所が悪かった。六本木のど真ん中、ミッドタウンの檜町公園。
あのあたりの住人は(カネがあって)気高い人が多いからなァ…。
男性たるもの、若い頃のやんちゃ、特に酔った時のやんちゃは誰にでもあります。
それが武勇伝になるか、事件にまで発展するかはTPO(時と場合)に拠ります。
今回の事件、「泥酔して、家の中と、公園と場所を錯覚した」と好意的に見ております。
国民的人気のSMAPの中でも、オンナの噂も全く聞こえず、コツコツと韓国語を勉強するなど、
真面目人間、ごくごく普通の一般人のイメージのある草彅剛が、ある瞬間突然暴発した、といった
ところでしょう。
残念だったのは鳩山総務相を始め、有力企業が一斉にCM中止の措置を採ったこと。
“若いころのやんちゃ”として、カンラカラと笑い飛ばす企業が一社もなかったという、
日本伝統の横並び主義を至極残念に思います。
確かに「地デジ準備お願いします」のCMは余りに頻繁で、うっせ~よと思ったことが何度ともなく
ありましたが、考えてみればそれも草彅剛のせいではありませぬ。
かくして、今回の事件では、日本の政財界の度量の狭さを感じた次第。
だから日本は世界の趨勢から遅れていくのであります。
言い過ぎでしょうか??
